ニャンコロンレポート001
ニャンコロンがどのようにして生まれるか、いまだ解明されていない。前足だけのニャンコロン、四つ足のニャンコロンが確認されているが生まれたてのニャンコロンは手足がない。そのため静止することができず常にコロコロしている。転がっているうちにまるで脱皮するように表皮が剥がれ落ちる。その脱皮のようなものを繰り返すうちに徐々に身体は大きくなり、やがて手足やその他いろいろなものを生やすようになる、らしい……。

ニャンコロンレポート002
ニャンコロンの形態は大きく分けて3つ、手足がない状態がニャンコロン、前足のみ出てきたのがニャンコロ、後ろ足も出てきたものがニャンコと呼ばれている。左のニャンコロンは2番目のニャンコロ状態である。また手足は出し入れ自由であり、専ら移動するときはニャンコロン状態に戻り、転がって移動する。成長が進んだニャンコロンは3つの状態以外にも姿形が変化する。それらは総称してニャンコロン亜種と呼ばれる。

ニャンコロンレポート003
背中に何やら植物のようなものを生やしています。ニャンコロン亜種ですね。本物の植物ではなく、ニャンコロンの身体と同じように硬く、ケイ素を中心に生成されているようです。ニャンコロンが目にした植物を真似して自分の背中にはやしたとも、ニャンコロンが口にした植物の種子から遺伝情報を読み取り、その形を自分の身体で再現したとも言われています。しかし、まだまだ詳しい生態は解明されていません。