鉄絵実験

絵付けがしたい!

というのも、使わなくなった粘土をとあるところからいただいたのですが、色々とブレンドされており、色は白に赤土が20%ぐらい混ざったような色、粗さはまあまあ荒い。五斗蒔ぐらいかな。

普段使っているのは黒土か、濃い赤土なのでいつもの作品は作れずどうしたものかと思っていた。

シッタや、型用にしては量がいささか多すぎたので、この粘土を使った作品を作ろうと思い、絵付けに思い至った。

呉須か鉄かになるのだが、正直染付は好きじゃない、というか、大きな声では言えないがつまらない。それに磁器や半磁器じゃなければ映えないだろう。安南手と鉄絵で迷ったが、はっきりとした線を描きたいとおもったので鉄絵に決定。

しかし、下絵は全くの素人。ネットに情報はあまりないし、詳しい友人もいないので実験することにしました。本は図案集などはいくつかありましたね。まあ結局、陶芸ってやつはいろんなファクターがあるもんで、やってみなければわからないことが多いです。

で、実験の結果が以下の図。

鉄絵が3種類、釉薬が5種類で15パターンの実験をしたことになります。

A、B,Cと調合を変えて作ってみましたが、特に変化はないです。どの調合も酸化鉄の割合が7割あるのでそれが多すぎるのかもしれません。

次に釉薬。透明系2つ、乳濁1つ、今回のために作ってみた織部と黄瀬戸。織部、黄瀬戸ははっきり線が出てますね。割と良いです。右上の透明、左下の乳濁も擦れ具合がいい雰囲気です。真ん中下の透明だけなぜこんなに消えているのか・・・。貫入具合はこれが一番好みなので残念です。もう少し実験を続けたいと思います。

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