鉄絵実験2
前回に引き続き鉄絵の実験。
A・D・Eとあるのは鉄絵の成分を変えたもの。Aは前回と一緒。D・Eはガイロ目粘土を追加して流れやすい釉薬でも鉄絵が消えないようにしたのだが、今回試した釉薬では流れるものがなかったのであまり変わりはない……。
さて上の段は透明釉を新たに作り、そこに硼砂を5%ずつ加えていったもの。あまり変化はみられず、貫入も特に入ったりはしていないが、色合いが若干明るくなっていったように思う。
二段目の黄瀬戸も同様。新たに作ったものと、硼砂を添加していったもの。鉄絵の具合、色合い共にあまり変化はない。
三段目、前回の黄瀬戸、前回の乳濁、前回の織部にタルクを少し加えたもの。乳濁は鉄絵が若干薄くなるが、A・D・Eでそれほど違いは見られない。織部にタルクは普通に釉薬としては好みだが、鉄絵用には使えそうもない。
透明も、黄瀬戸もいい感じだが、もう少しいろいろと試してみようと思う。
そろそろ絵の図案とか考えたり、実際に書いて練習しなくては。